こんにちは。デザイン制作・オンデマンド印刷のスティックで制作を担当しております須藤です。
デザインや写真編集、動画編集をしている方ならおなじみのアプリと言えば、「Adobe(アドビ)」。
月額4,000〜5,000円から利用できるので、個人で契約されている方もいるのではないでしょうか?
弊社に印刷のご依頼をいただく方も、とても綺麗にしっかりとデータを作成され、入稿されるので驚きます。
さて、今回の記事は初歩的なところに立ち戻り、Adobe Illustratorのソフトを使用し、新規データを作る初期設定の方法をご紹介したいと思います。
Adobe Illustratorで新規データを作成
今回は、最近リリースされたばかりのAdobe Illustrator 2021を例にデータ作成方法をご紹介したいと思います。
Adobe CCを利用されている方は、ほぼ同様な操作方法ですので、参考にしてみてください。
1.Adobe Illustratorのアプリアイコンをクリックし起動
2.左側のメニューから「新規作成」をクリックします
3.新規ドキュメントの設定を行います
「新規作成」をクリックすると、新規ドキュメントの設定画面がでてきます。
印刷物を作成する場合は、❶「印刷」をクリックします。
モバイルやWebを選ぶと、ドキュメントプリセットの他、カラーモードやラスタライズ効果の設定が変わります。
❷「ドキュメントプリセット」は、あらかじめデフォルトでA4サイズやA3サイズといった、よく作成するサイズのドキュメント設定を登録しておくことができます。
❸ドキュメントプリセットでA4サイズを選択すると、A4の幅と高さが設定されます。
❹印刷物の制作の場合は、必ず裁ち落とし3mmを設定いたします。PDFで印刷会社へデータを出稿する際は、必ずしもトンボの作成は必要なくなりましたが、裁ち落とし3mmの設定は必須となっているので、注意が必要です。
❺カラーモードは、CMYKカラーとします。それと、ラスタライズ効果は「高解像度(300dpi)」とします。
※直前までWebの素材を作成した直後だと、カラーモードやラスタライズ効果がRGBと72dpiとなっている場合がありますので、新規作成する際は、必ず確認をするようにしましょう。
ここまで、設定を行ったら「作成」ボタンをクリックします。
アートボードができあがったら、デザインをしていきます
上の画像は、アートボードの周囲に見える赤い線を拡大した画像です。
赤線の内側にデザインをしていきます。
塗り足しを設定したいデザインの場合、赤線まで作成すると、カットする際に綺麗にしあがります。
まとめ
Adobe Illustratorは、機能がとても豊富。Webデザインや映像素材作成の機能も追加になっているので、設定が混在しないように新規にファイルを作成する際は、注意が必要です。
定型のサイズの場合は、サイズの手入力ミスを防ぐためにプリセットの活用をおすすめします。
最近は、印刷データはPDFデータ形式が主流なので、トンボ作成は、PDFデータ変換時に行えばOK。
次回は、Adobe IllustratorからAdobe PDF形式に保存する方法を記事にしたいと思います。