こんにちは。
いつも株式会社スティックのサービスをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
2021年12月13日に「Adobe Spark」のリブランドとして提供が開始された「Adobe Creative Cloud Express (CCX)」。
約半年程度が経ち、ご相談いただく機会がありましたので、改めてアプリのご紹介と印刷に対応できるのか?というところを記事にしたいと思います。
Adobe Creative Cloud Express (CCX)とは?
Adobe Creative Cloud Express (CCX)は、canvaに近いクラウド上でデザインができるツールになります。
canvaと同じように基本機能は無料で利用できるのが特徴です。
提供プランもシンプルで、「無料」または「プレミアムプラン(月額1,078円)」で利用することができます。
下記内容は、プレミアウムプラン利用を前提とした内容が含まれています。
無料プランとプレミアムプランの比較は、本記事の最後に掲載していますので、ご確認ください。
Adobe Creative Cloud Express (CCX)を使用メリット
メリットとしては、やはりAdobe Creative Cloudの利用者。追加の料金を支払う必要がなく、デザインワークが可能です。
Adobe Creative Cloudの利用者でなくても、利用料が無料でデザインワークが可能。
作成したデータは、印刷やSNSなどのサムネイルなどに使用することができます。無料プランであっても、ウォーターマークが入ることがないので、高い料金をはらってアプリを購入する必要がないのが特徴です。
PC以外にも、iPadやスマートフォンにアプリをインストールすることで、ネット環境は必要ですが、どんな場所でもデザインワークが可能。
印刷データとして対応ができるの?
執筆時点で、印刷用PDFの書き出し機能はあるものの、トンボ機能がありません。
複雑なオブジェクトや写真の場合、PDFデータの修正ができない場合がありますので、注意が必要です。
さらにPDFは、RGBで作成されていますので、印刷すると出力結果が大きく変わる場合がありますので、注意が必要ですね。
また、PDF書き出し時の画像の圧縮が高いようです。
デザイン・印刷会社に長くサービスを提供していたAdobeですから、今後改善されていくのではないでしょうか。
Adobe Creative Cloud Express (CCX)の画面や機能をみてみよう!
Adobeアカウントもっていない人は、Adobeアカウントを作成後、ログインします。
Adobe Creative Cloudのユーザーは、AdobeCCのIDで利用するとよいと思います。
Adobeアカウントで入ると、「新規プロジェクト」作成画面が出てきます。
「新規プロジェクトを作成」
「新規プロジェクトを作成」画面では、クリエイターが作成したテンプレートから作成する方法やサイズ作成から一からデザインワークを始める方法があります。
オリジナルを一から作成する場合は、画面右上の「カスタムサイズ」から始めます。
GoogleやDropboxに保存の画像データも手軽に配置
GoogleドライブやGoogleフォトの利用者であれば、写真を手軽にアップロードすることができます。
Adobe Fontsのフォントも利用できる!
デザインは、フォントの違いで与える印象ががらりと変わるので、使用するフォントはとても重要です。
Adobe Fontsのフォントを利用することができます。
(ただし、フォントによっては、印刷用PDFに変換した際に、フォントが埋め込まれない場合があり、フォントが違うフォントと置き換わってしまう場合があります。注意が必要です。)
プラン比較
Creative Cloud Expressの無料プランとプレミアムプランの比較
無料プラン | プレミアムプラン | |
テンプレート | 数千 | 全てのプレミアム テンプレート |
Adobe Stock | 一部 | 全コレクション |
編集機能など | 基本機能 | カットアウト編集、 サイズ変更など |
PDFへの双方向変換・書き出し | - | 対応 |
CCライブラリの活動 | - | 対応 |
アプリ | Web・モバイル | Web・モバイル |
クラウドストレージ | 2GB | 100GB |
料金 | 無料 | 月額1,078円 年額10,978円 |
まとめ
作成したチラシやカードのデータを印刷用PDFに書き出したい場合は、「プレミアムプラン」の登録が必要ですが、作成したデータを協同編集者として「招待」していただくことで、こちらでデータ確認と出力データの変換を行える場合があります。
弊社もデータの受入はテスト中ですが、canvaと同様にデータ入稿を受け入れておりますので、お気軽にLINE公式やフォーム、お電話でご相談ください。