「Actibookで作った電子ブックって、閲覧者が印刷できるの？」
「できれば印刷はさせたくないけれど、なにか方法はない？」
そんなお問合せをいただいたので、この記事では、
- Actibookの電子ブックは印刷できるのか？
- 印刷させたくない場合に考えられる対策
- 公式サポート外ではあるが、CSSで“印刷時だけ非表示”にする方法
についてまとめておきます。
※本記事のCSSカスタマイズはActibook公式サポート対象外の内容です。当社ではCSSのカスタマイズもおこなっておりません。
あくまでも適用は自己責任でお願いいたします。
Actibookの電子ブックは印刷できるのか？
結論から言うと、Actibookの電子ブックが印刷できるかどうかは、Actibookを作成する過程での設定に依存します。
Actibookを作成する段階で、「印刷」できる機能をONにするかどうかによって変わります。
- ビューアに「印刷」ボタンが表示されている場合は、ボタンからブラウザの印刷機能を呼び出して印刷できます。
- ビューアに「印刷」ボタンが付いていない場合は、通常操作では印刷できません。
また、ブラウザのメニューから「印刷・・」を選択すると、画面に表示されているものをそのまま紙に出力しようとするため、
- ブラウザ・OS
- ビューアの埋め込み方
- ページのレイアウト
によって、印刷結果が変わります。
当社では、ご希望のプラン（費用）に関係なく、印刷機能を「ON」の状態で、いったん確認をお願いしています。
閲覧者に印刷はさせたくない場合は、遠慮なくご相談ください。
なぜ「印刷させたくない」ケースがあるのか
電子ブックのご相談では、運用上「印刷はさせたくない」というニーズも多くあります。
- 著作権の関係で、紙で配付されたくない資料
- 最新版だけを見てもらいたい（紙で旧版が残ると困る）
- 有料で販売している冊子の一部をActibookで試し読みさせたいだけ
- 印刷コスト（紙・トナー）を閲覧者側にかけさせたくない
などなど。
Actibook自体に「絶対印刷させない」という公式機能があるわけではありませんが、WEBページ側のCSSを工夫することで、印刷を“かなり抑止する”ことは可能です。
公式サポート外ですが、CSSで「印刷時だけ非表示」にするという考え方
以下は、Actibook公式サポート外のTipsになりますが、
印刷プレビュー時（@media print）のときだけ、電子ブックのビューアを非表示にする
という方法があります。
イメージとしては、
- 印刷プレビュー／印刷時（@media print）
Actibookビューア：非表示
という入れ替えを行います。
これにより、ブラウザから印刷しようとした際には、電子ブック部分が印刷対象から外れ、印刷できない状態にできます。
この方法の限界と注意点
ただし、この方法には限界があります。
- スクリーンショットは防げない
画面キャプチャソフトやスマホで画面を撮影する行為までは技術的には防げません。 - ブラウザや端末による差異
印刷時の挙動やCSSの解釈はブラウザ・OSによって異なります。 - Actibook側の仕様変更の影響
Actibookビューアの構造やクラス名が変わった場合 - 公式サポート外であること
不具合が起きた場合でも、サポート対象外となり、対応してもらえない前提で運用する必要がある。
まとめ
- Actibookの電子ブックが印刷できるかどうかは、作成時の設定、ビューアの設定によって異なる。
- 公式機能ではありませんが、印刷時にビューアを非表示にする簡易的な方法はある。
Actibookは印刷できるの？
という疑問にお答えできるヒントになる記事をまとめてみました。
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